WordPressとはどういうものか
WordPressの仲間は身近にある
WordPressとCMS以前のコンテンツ編集
WordPressとはブログツールである

WordPressのシステム自体は無料
最近でこそ薄れていますが、20年ほど前はCMS機能がある「Webシステム=(非常に)高いもの」というのが世間一般的なイメージでした。
ブログを書くツールもその例にもれず、有料版が多く存在していました。
現在もアップデートされているMovable Typeという有料版ツールは、Wordpress以前に多くのユーザが使用していたCMSです。

これに対してWordpressは、オープンソースと呼ばれる基本的に無料配布されるソフトウエアです。
この無料であることは大きな利点となり、使いやすさや追加機能を開発しやすい環境であったこともあって、優秀なソフトウエアのエコシステムとして成立してきたのです。
このような過程を経て、WordpressはWebサイトを作る人たちの多くに受け入れられていきます。
WordPressはかんたんにホームページを作成・更新出来る
これはWordpressだけでなくCMSやブログサービス全般にいえることですが、ホームページの記事や写真の更新は、かんたんに行なえます。

WordPressはかんたんにホームページを作成・更新出来る
先述したHTMLやCSSといった、いわゆる専門知識も必要としません。
CMSでない場合、文字の大きさや色、画像の場所や大きさを指定するのにこれらを煩雑なHTMLコードを介して、いちいち当てはめながら記述していかなければいけません。
これに加えて、編集したファイルの置き場となるサーバーやドメインのセットアップ。人によっては、ここがネックとなる場合もあります。
プログラミングやサーバーに関する専門知識が、ある程度必要な領域だったわけです。
しかしCMS、Wordpressなら入力画面に文字を書き色を選び、画像はマウスで引っ張ってくれば同じことをホームページで表現することが可能です。
HTMLやCSSよりはるかにかんたんにホームページを作成・更新することが出来るのがCMS、Wordpressなのです。
WordPressの人気・シェアは非常に高い
ご紹介したようなホームページ作成のかんたんさからCMS、とりわけWordpressの人気は非常に高いものです。
Webサイトの技術検証サイトであるW3TechsのCMSのシェアに関する資料を見ると、その圧倒的な人気が分かります。
世界中で公開されているWebサイトの中で、Wordpressによって構成されているものは実に42.5%になります。
※2021年8月の集計結果による
同じく公開されているWebサイトのCMSに占めるWordpressのシェアは、65.1%に相当します。
さらにいえば年々このシェアは伸びており、この10年間単位でみると25ポイントの伸長を見せています。
日本語サイトのWordpressシェアは驚きの81.9%
これだけでもWordpressの人気は分かるのですが、日本におけるシェアを見てみると驚きとも言える数字になります(実際、調べてみて驚きました^^;)
下記W3Techsの日本語で構成されるCMSのWebサイトにおけるWordpressのシェアは、なんと81.9%!
※2021年8月の集計結果による/以前はもう少し高かった
このWordpressと他のCMSとの比較一覧表をご紹介します。
日本語サイトで使われるCMSのシェア(1.0%以上のみ表示)
| Wordpress | 83.7% |
|---|---|
| Adobe CC Dream Weaver | 2.4% |
| EC-CUBE | 2.2% |
| Shopify | 1.7% |
| Color Me Shop | 1.3% |
| Make Shop Japan | 1.3% |
| Livedoor Blog | 1.2% |
| Just System Homepage Builder | 1.1% |
青くハイライトされた部分がWordpressのシェアですが、日本語サイトでは圧倒的な支持を得ていることが分かりますね。※ちょっと一時期のiPhoneのような・・
そして続いて、Wordpressの人気が高い理由。すなわちWordpressを使うメリットを挙げていきます。
WordPressを使うメリット=人気が高い理由5選
ここからは、WordPressが多くの人に利用されている理由について解説します。
これは同時に、Wordpressを使うメリットとほぼ同義と言っていいと思います。
- WordPressは無料で利用できる
- プラグインで多様な機能が追加可能
- 優れたデザインテーマを利用出来る
- 圧倒的なシェア
- WordPressに関する情報が豊富にある
1.Wordpressは無料で利用できる
※サーバとドメイン費用は多くの場合、有料(無料のものもあります)
WordPressが無料で提供される理由
WordPressをはじめとしたCMSの多くは、オープンソースソフトウェア(OSS)と呼ばれるものの一種です。
デザインテーマ、多様な機能を追加できるプラグイン、異言語リソースの翻訳など、WordPressコミュニティのボランティアが行ってくれています。
※デザインテーマやプラグインについては、有料のものも存在します
このようにWordpressは、開発ボランティアや(初期無料ほかの)フリーミアムのビジネスモデルを営む企業・個人の方たちのおかげで、無料の範囲でも健全なエコシステムが営まれています。
2.プラグインで多様な機能が追加可能
WordPressが多くの人に使用される理由の2つめ。
WordPressには、多様な機能を追加することができる「プラグイン」があります。
標準状態にはない機能を、必要に応じて付け加えることができます。
便利な追加機能を実現する主なプラグイン
- スライドショーを表示できるプラグイン
- 問い合わせフォームを作成できるプラグイン
- セキュリティを強化するプラグイン
- SEO対策をとれるプラグイン
- かんたんにテーブル(表組み)レイアウトを実現できるプラグイン
この他にも、様々な用途のプラグインが存在します。
ちなみに、Wordpressのシェア一覧表はプラグインで実現しています。
プラグインを使用するに、対象のプラグインを検索。
目標のものが見つかったら選択してインストール、有効化すれば設定オッケーです。
WordPressの公式サイトで提供されているプラグインの数は、2021年8月28日時点で58,847個。
このように非常に多くのプラグインが提供されています。
すべてではありませんが、Wordpressのバージョンアップやセキュリティ他機能の強化のためにアップデートされてもいます。
WordPressにおいては、この追加機能を実現するプラグインが、他のCMSに比べて非常に多いのが特徴の一つです。
追ってこのプラグインの紹介もしていきたいと考えています。
3.優れたデザインテーマを利用出来る
このデザインテーマも無料有料と豊富にあり、修正やカスタマイズの自由度が高いのも特徴です。
https://ja.wordpress.org/themes/ 出典:WordPress.org
2021年8月28日の時点で8,714個の無料テーマがWordpress公式サイトで提供されています。
これらの豊富なテーマの中から自分の気に入ったデザインや、用途に応じて選ぶことができるのもWordPressの大きな魅力の一つです。
単純なデザインにとどまらず、プラグインと併せて様々な機能を持たせることも出来るものです。
デザイン面や設定のかんたんさをみても、こういったテーマの存在はありがたいものです。
自身の体験上、Webサイトを構築していくときに一番時間がかかるのがデザインなのですが、ある程度定まったところから制作を開始できるのは大きなアドバンテージです。
好みのテーマがない場合は、Wordpressのテーマを自分で作成するという選択肢もあります。
様々なジャンルのサイトを作成できる
WordPressテーマを利用することで、さまざまなジャンルのWebサイトを作ることが出来ます。
デザインテーマは多くのジャンルのWebサイトを作成することが出来るので、大企業でもたった一人でも、WordPressがあればWebサイトを手軽に構築して情報を発信することが出来ます。
4.WordPressに関する情報が豊富にある
多くの人に使用される理由の4つめは、WordPressの情報の豊富さにあります
WordPressについてインターネットで検索すると、とても多くの情報が見つかります。
利用しているユーザが多いので、トラブルが発生した時の解決方法や新しい情報が、世界中で共有されています。
先に述べたように日本語のユーザが多いこともあって、日本語で読める有益な情報も比例して多く見つかります。
画面の操作方法、テーマの設定方法、こんなときにはどんなプラグインがおすすめか等など、大抵のことであれば検索することで解決が出来ます。
基本的な情報なら、YouTubeで解説されているケースも多く見受けられます。
WordPressの分からないことは、このように不明点が出てきても解決の手段があるので、安心して取り組むことが出来ます。
5.Wordpressの高いシェアとコミュニティの高い開発レベル

WordPressの高いシェアとコミュニティの高い開発レベル
日本におけるシェアの高さ=情報の入手しやすさはもちろんのこと、開発・改良を請け負ってくれるコミュニティの存在は、Wordpressのユーザ母数が多いことと無関係ではありません。
ユーザの多さが様々な需要を生み、開発を行うユーザもそれに応える相乗効果でWordpressはCMSとして、他の追随を許さない存在になっています。
ブログをマネタイズしたい、ホームページを制作したいという方のツールにWordpressはとくに日本においては、まず間違いのない選択であるといえるでしょう。
もう一つ、やや専門的なWordpressを使うメリット
WordPressはPHPというプログラミング言語で作り上げられています。
WordPressがリリースされたタイミングはPHPが急拡大した時期でしたが、この言語を採用したこともWordPress普及の後押しになりました。
PHPには初心者でもとっつきやすいという特長から、テーマやプラグイン開発のハードルが低かったことも大きなアドバンテージになりました。
このPHPはWordpressのステージが上がっていけばいくほど、関わりが出てきて理解も深まっていきます。
興味があれば、CakePHPほかプログラミングの上級ステージへ、上がっていくための第一歩にも出来るはずです。
WordPressのデメリット=注意すべきこと3つ
WordPressには多くのメリットが有ることはご紹介したとおりですが、一方でデメリットも存在します。
このデメリット=注意すべきことを3つ、順番に説明していきます。
- セキュリティ対策を講じる必要
- エラーには自分で対処する必要がある
- サーバー・ドメインの設置で一定の知識が必要
1.セキュリティ対策を講じる必要
WordPressのデメリットの1つめ、要セキュリティ対策。
脅かすつもりはありませんが、Wordpressで構築するサイトは悪いハッカー(=以降クラッカーと表記します)から狙われやすいサイトとなっています。
ユーザが多いことの宿命にして反面的なデメリットであり、その多数を占めるユーザがセキュリティに対する認識や関心が低いことが主な要因と考えられます。
過去には、アップデートを行っていないものを中心にセキュリティ上の欠陥(=脆弱性)を衝かれて、WordPressサイトが改ざんされる事件もありました。
ただほとんどの場合、Wordpress本体やプラグインのアップデートなどをこまめに行うことで、改ざんへの対策をとることは出来ます。
サーバ側でセキュリティを高める機能もあり
せっかく育てたブログやWebサイトの記事を改ざんされてしまうほど、悲しいことはありません。
WordPress側のアップデートと併せて、レンタルサーバ側でもセキュリティを上げる機能が備わっているものもありますので、出来る限りの対策はとっておきましょう。
一例をあげると、エックスサーバー 。
エックスサーバーは、クラッキングに多い海外からのアクセス制限や、ログイン試行回数制限などの機能を備えており、微調整も行うことが可能です。
2.エラーには自分で対処する必要がある
WordPressは、それ自体やプラグインのアップデートの影響で、問題が起きることがあります。
これがデメリットの2つめで、エラーには自分で対処しなければいけません。
たとえば下記のようなエラーを見てみましょう。
・WordPressのアップデート後に、管理画面が表示されなくなる
・プラグインの相性問題で、他のものが機能しなくなる
ただ、このようなエラーが出たとしても、慌てずにまずは検索。
エラーの状態をスマホやタブレットで検索すると、大抵の場合ほかの人が解決策を見つけているのでこれを参照して解消しましょう。
エラーの原因や解消方法を比較的早く見つけられるところも、WordPressのいいところではあります。
別の頁に紹介は譲りますが、バックアップをとっておいてトラブル以前に戻すプラグインも存在しますので、このようなトラブルも織り込んでWordpressでサイト構築は行いたいものです。
3.サーバー・ドメインの設置で一定の知識が必要
WordPressの3つめのデメリットは、サーバーやドメインの設定に関して一定の知識が必要なことです。
まあ、このあたりは必要に応じてやっていくことで、時間が解決していってくれる感もありますが・・
WordPressは「完全無料」では、残念ながらWebサイトを実現出来ません。
頑張って無料化させる方法もありますが、基本的には月額換算にして数100円から数1,000円の有料で「サーバー」と「ドメイン」を用意する必要があります。
「サーバー」と「ドメイン」は別稿で解説したいと思いますが、無料ブログと違ってサーバーとドメインの設定は少しの知識の仕入れが必要です。
ただ、いまどきはサーバーとドメインの契約がセットで行えるものもあるので、幾つかのサービスをお試し契約も併せて調べた上で自分に合ったサービスと契約するのがおすすめです。
ブログ初心者は自分に合ったレンタルサーバー選びが大事
レンタルサーバーでは、簡単にWordPressを設置できる機能が提供されています。
最近では、初心者にも優しいユーザインターフェースが実現されてきています。
ブログをこれから始めてみようと考えている初心者の方は、その中から自分に合ったレンタルサーバーを選ぶのが大事です。
ブログ以外にも様々なサイトで使われるWordpress
世界中で様々なジャンルのWebサイトにおいて、WordPressを利用したサイトが作られており、多くのユーザが利用しています。
WordPressは元々ブログ向けのシンプルなCMSとして作られており、ブログ運営に最適です。
一方でカスタマイズ性の高さやその優れたSEO性能などから、アクセス数の多い大手ニュースメディアや施設・組織のポータルサイトにも使われています。
WordPressをベースとした大手サイトの紹介
ニュースサイトや施設のポータルが主ですが、最近では大手でも企業がWordpressをベースに自社Webサイトを構築するケースもよく見られます。
ニュースサイト:Tech Crunch
ニュースサイト:wired.jp

ポータル:オリエンタルランド
ポータル:東京国立美術館

日本の場合、多くは代理店案件になってしまいますがスキルを磨いて、いつかこういうサイトを・・なんて考えると楽しいですよね。
私のは小さな組織の小さなメディアのアドミニストレーターがせいぜいなので、もう少しスキルと実績を上げていかないといけないなと^^;
WordPressに必要なサーバーとドメインについて
WordPressでブログを始めるためには、事前に「サーバー」と「ドメイン」を用意しておく必要があります。
サーバーとは、Webサイトに必要な情報を保管しておく場所で、ドメインは、Webサイトがどこにあるのか判断するための情報です。
インターネットの世界でサーバやドメインを土地やお家にたとえると、下記のような相関関係になります。
- 世界 = インターネット
- 土地 = サーバー
- 家か倉庫 = Webサイト(WordPress)
- 家の住所 = ドメイン

サーバやドメインを住所に置き換える
家を建てるためには、住所で指定できる土地が必要です。Webサイト(WordPress)を用意するには、サーバーが必要になってきます。
サーバは倉庫にたとえられる場合もありますね。
これらを用意さえすれば、検索サイトで探したりアドレスバーでドメイン(URL)を入力したときに、Webサイトへアクセス出来るようになります。
WordPress初心者に適したレンタルサーバーとは
サーバーの準備や、ドメインの設定など、WordPressでWebサイトを作るのはまともに行くと結構な手間がかかります。しかしながら、こういった作業を省略できる方法があります。
その方法は、ドメインとセットの形でサーバをセットアップ出来るレンタルサーバーを利用することです。
ドメインをまず購入してサーバも、というパターンと真逆のパターンもありますが、結果的にセットで契約することが出来るサーバは幾つか存在します。
セット的な入り方が可能である代表的なレンタルサーバーのサービスを以下にご紹介します。※実際に確認したサーバー提供者のみ表示
プランによっても異なりますが、月額1000円ほどからとコストを抑えることが出来ます。
地域や業者にもよりますが、Wordpressを使ったサイトの場合でも構築費用に数10万円から100万円以上かかります。
手間をかけずにWordpressでブログを始めたい初心者の方は、上記のレンタルサーバーを使用することをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、WordPressの概要と人気の理由をテーマに解説しました。
WordPressならプログラミングの知識がなくても、ブログを始めることができます。
WordPressはプラグインで機能を追加したり、デザインテーマを変えてクールな外観にすることも可能です。さらにいえば、本格的なWebサイトの運営が可能です。
WordPressでブログを始めるには、サーバーとドメインの準備が必要です。
しかしながら、両者をセットで契約可能なレンタルサーバーを使用すれば、ドメインとサーバーの設定の手間を減らすことが出来ます。
サーバー代とドメイン代は合わせても月額1000円程度と、ブログを始める費用も格安です。(サイト制作を業者に頼むと、数十万費用が掛かる場合があります。)
ブログを始めようと思っているなら、WordPressを使用することをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(了)


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